ネクスファ自然教育プログラム

 

テーマ①:「生きる工夫」

コンセプト:適応

 

 

テーマ②:「群れで生きる」

コンセプト:社会性動物の生き方


冬を生きる生き物の工夫

2012年12月

日本の寒い冬では、山々は雪に包まれ、食べ物は乏しくなり、生き物たちにとってとても過酷な環境となります。それでも生き物たちは厳しい冬を生き残る様々な術を持っています。クマは穴にもぐって冬眠をし、ウサギは真っ白な冬毛に変わって雪の中でも外的から見つかりにくい体色になります。サルは長く厚い毛皮に身を包み、だんごのように丸くなって仲間とくっつきあって寒さをしのぎます。シカは固い繊維でも消化できる強い胃袋を持っているので、他の生き物が食べないような木の皮まで食べて命をつなぎます。

 

生きる工夫があるのは動物だけではありません。広葉樹の多くは冬にはあまり役に立たない葉っぱを落としてエネルギーを節約しますが、逆に針葉樹の多くは冬でも枯れない針のような丈夫な葉っぱを持っているので冬でも枯れずに動物たちに食べ物を与え続けます。

 

 

 


↑ パワーポイントで日本の生き物の冬を生きる工夫を見せる。植物は?人間は?みんなそれぞれ、厳しい環境に「適応する」ことで生きています。 

 

2014年1月  

この時の授業の様子をブログに書きました。またネクスファのプログラムレポートにも紹介していただいています。

むれで生きる


2013年2月

ツルやハクチョウ、ガン・カモなどの仲間は冬になるとシベリアから群れで日本に渡ってきます。日本で仲間と一緒にエサを探し、集まって眠り、中にはその群れの中で繁殖相手を見つけるものもいます。

他にもシマウマやサルなど群れで暮らす動物は沢山いますし、逆にチーターやフクロウのように単独で行動する動物もいます。どんな動物が群れで暮らしているかな?群れで暮らすとどんなメリットがあるかな?今回のテーマでは、そういったことにフォーカスを当てて、群れで生きることについて学びます。

 

 


 

そして、私たち人間も、「社会」という大きな群れの中で生きています。学校に行けば同じ年の友達に会えるし、先生が色んなことを教えてくれます。毎日の生活の目に見えないところでも、例えば毎日食べているご飯を農家さんが育ててくれていたり、お巡りさんが市民の安全を守ってくれていたりと、私たちは社会の中で色々な人にお世話になって生きています。

 

群れで助け合いながら厳しい冬を乗り切る渡り鳥と同じように、私たち人間も一人では生きていけません。だからこそ、「社会」という群れの中で役に立てるように毎日色んなことを学んでいるのですね。

 

 

 

2014年3月 この時のスカイプ授業の様子をブログに書きました。

2015年2月 ネクスファライブレッスン第4弾では、初めて教室の外で自然観察会を行いました。事前にどんな生きもの(主に鳥)が見られるかや、冬に見られる面白いもの(霜柱、植物の実、冬芽など)を写真で紹介した後、図鑑と虫眼鏡、双眼鏡、カメラを持って外へ!子供たちが面白いと思ったものを何でも写真に撮ったりクリップボードにメモしたり、自由に観察してもらいました。鳥の名前や特徴も沢山覚えてくれたし、カワセミも見られて大充実の自然観察となりました。

この観察会のことをブログにも載せています。

 

 

 

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